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小橋建太選手が引退表明

12・9両国国技館大会の第5試合後、小橋選手がリング上で引退を表明した。


小橋選手の挨拶
「最初に言っておきたいことがあります。一部で報道された、ノアからの戦力外通知、解雇などということは一切ありません。

4年前から首の影響で、左足と左腕に力が入らなくなっていました。医者からは、緊急手術するか引退するか決めてほしいと言われました。そして、今年7月に思い切って首の手術をしました。
ここまで復帰を目指してがんばってきましたが、依然として状態は悪く、ここにきて私自身、完全復活は無理だと判断し…………引退することを決意しました。

プロレスは僕の命でした。
もう一度、もう一度だけ、リングに上がって完全燃焼して、自分のプロレス人生に区切りをつけたいと思います。
これからの人生も、プロレスで学んだ不屈の精神で一生懸命がんばっていきたいと思います。
何もなかった自分が、ここまで来られたのは皆さんの応援があったからです。皆さんに対して出る言葉は、感謝しかありません。でも、もう一度、もう一度だけ、コンディションを作ってリングに上がります。そのときは、最後に一度だけ、よろしくお願いします。

自分が引退宣言をする日が来るなんて、思わなかったです。小橋建太に世代交代はないと言ってから、自分でこういう日が来るとは思わなかったです。しかし、時代は動いています。でも、人生が終わったわけではありません。ここからもう一度がんばって、充実したプロレス人生に負けない人生を送りたいと思います」


小橋選手のコメント(バックステージ)
「これ以上、小橋建太のプロレスができないと判断して、自分で決めたことです。そういうような報道が先に出て、すごく不愉快な思いはしてますけど、誰に言われたことでもなく、自分自身で決めたことです。

(夏の手術以降、状態が思わしくなかった?)首だけじゃなくて、膝も腰もというのがあって。膝はもともと悪かったけど、加えて首からの影響で力が入らない。7月の両国大会のリキ(力皇猛選手)の引退セレモニーには出たかったんで、7月の終わりに手術しました。
骨盤から首に骨を移植したんですけど、その骨盤がまっぷたつに割れてしまって、それでリハビリが遅れました。

(ファンからはさまざまな反応がありましたが?)言葉が、でてこなかったです。でも、もう1回だけリングに上がりたいと、それだけはハッキリ言いたかった。それまでにはコンディションを作って、しっかり1試合だけやりたいです。
最後の試合というのも決まってないですけど、手術後半年ぐらいで骨が付くと言われているんで。まだ人とぶつかる練習はしてませんが、ウェイトトレーニングは始めてもいいと言われてます。

(最終的に引退を決断したのはいつ?)いつというのはわからないですけど、悩みに悩んだ結果です。やっぱり、プロレスを引退するというのは、自分の頭のなかにはなかったので。
本当は、(引退の報告は)年末まで待とうと思っていたのですが、ああいう報道がでたので、ひどいなと思いまして。自分の口からファンのみんなに、いちばん最初に言いたかったので。ああいうことを書かれるというのは、すごく残念でした。

(辞めることへの葛藤は?)それは苦しいですよ。やっと力が入るようになって、練習もできるようになって、トレーニングもできるようになった。でも辞めなきゃいけない。その葛藤はありますよ。
首を手術してくれた先生には、『こういう状態で手術をしているのに、また試合をしようなんて考えられない』と言われましたけど、僕はプロレスラーなんですと話しをしました。
バカだと言われるでしょうけど、プロレスが好きだったし、今でも好きです。いつもプロレスのことを考えて生きてきました。急に辞めろと言われても、決断できなかったですね」


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