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5.8有明大会終了後 杉浦と鈴木のコメント

5.8有明コロシアム大会で、杉浦貴vs鈴木みのるのGHCヘビー選手権が行われ、杉浦貴が11度目の防衛に成功した。試合後、両者がコメントを出した。

杉浦のコメント
「(観客の声援に)感謝です。普通に大変な時期に来てくれて、プロレスができることに感謝しないと。
(プロレスの力を感じた?)そういうの俺、わかんないから。これがプロレスの力だって与えるもんじゃない。見る人が感じるものだから。それがプロレスの力なのかはわからない。
(鈴木みのるについて?)言葉のニュアンスや感じ方は違うけど、根本は同じだと思う。(試合を)振り返れば、やっぱり強いししつこい。自分のフィニッシュも2回返された。お互い反則の意地の張り合いで振り切ったけど。試合が終わればノーサイド。俺のなかでモヤモヤしたものはないしね。
『プロレス頼むぞ。プロレス盛り上げようぜ』って言われて、そういう気持ちは同じ。やりましょうって話はしました。
(今後は)ヨーロッパに行くんで、そこでタイトルマッチをやりたい。その流れでオールスターまで行きたいね」


鈴木のコメント
「俺のプロレスは、のど乾いた人を潤すなんて思ってない。俺は神様じゃないから、そんな力持ってない。東日本大震災のとき、近くにいたんだよ。帰るとき、いろんな姿を見たんだ。家の前で絶叫してる人もいた。車を止めて外に出たとき、声をかけてきたやつがいたんだ。『本当は昨日のプロレス見に行く予定だったけど、町がこんなになっちゃっいました』って言うやつがいたんだ。それで、そいつが言ったんだ。『町は必ず僕らが元通りにするから、必ずプロレスを見せてくれ。だから、いまは東京に帰ってくれ』って、自分の家がなくなったやつが、俺にそう言うんだよ。
俺にはなんの力もないけど、最低限そいつの、そうやって待っているやつらがひとりでもいるなら、絶対にプロレスを捨てちゃいけないって思ったんだ。
(今日の試合なら伝わったのでは?)そんなに軽く言えないけどね。今日だって、こんなにプロレスファンが来てくれている。がんばれって言ってくれるやつらがいる。俺以外のレスラーにも声をかけてくれる。
杉浦っていうレスラーは嫌いなレスラーじゃない。どっちかっていったら、好きなのかもしれない。気持ちのいいやつだしね。強いのも知ってるし。
(今日闘ってみて?)俺に勝ったくらいでいい気になるなよ。しばらくして、まだあいつがベルトを持っているようなら、もう一回獲りにくるよ。次に来る時には、強い杉浦を本当に引きずり下ろすために来る。
明日から東北だ。いっぱい人が待ってるからな。一人でも待っていてくれるなら、プロレスやるよ。俺は捨てないし、折れないし曲げない。
それにしても、あー痛てー! すっきりした」


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