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TARUが復帰に際して、事件について会見を行う/TARUの話

TARUのコメント
「 事件に関しましては、いま先生の方からお話があったのが本当の話なんですけども、そもそも平井とはチームメイトという形でやっておりまして、チームの中での問題だという認識だったんです。
  彼がやったことがファンの方に対して、人として許せない行為をしたということがありまして。それで、私はリーダーとして注意したところ、ちょっと内輪もめみたいな形になりました。ヒール、悪役なので内輪もめのことを表に出すのも、プロレス界特有の秘密主義といいますか、黙っていましたけど、それが今回これだけ大きな事件に発展したと僕も思っています。
  これだけ大きくなって、警察も調べなくちゃいけない事態になって逮捕になったんですけど、僕としましては殴ったことは事実ですし、平井本人に憎しみがあってとかじゃなくて、チームメイトとしての注意だと思ってやりました。そのことで、ご家族の方にご理解いただけてないっていうことはあると思うんですけど、僕としましては、先生に相談して京の会見を開いて、みなさんにわかっていただこうと。

  リングに復帰するのはやめておこうと思っていたんですけど、こんな自分でも支えてくれたファンとか、あるいは支援してくれる方々の声があって。どうしても自分自身……、自分にもやっぱり家族や親せきもいますので。この2年近く、つらい思いをさせてきたので、ここは自分で事実をいうべきだなと思いました。
  今日を境に、もう一度プロレスラーとして復帰して、リングに上がって、そしてVMというチームを存続させていきたいと思います。それは、平井がこの先戻ってこれるように、あいつがプロレス界に戻ってこれるように、VMというチームを存続させていきたいと思います。


(復帰を考えたのはいつ頃?)
  今年に入ってからです。"brother"YASSHI、拳剛っていう後輩がVMの名前を挙げて、僕を担ぎあげてくれる、おぜん立てをしてくれたので、今年に入ってから復帰を決めようかなと思いました。
  プロレス界、今まで悪役を貫き通してきたつもりですけど、僕も人間なんで、人も愛すれば普通の感情もありますので。僕の本当のところを知っている方々は悲しんでいたと思うので。その方々に対してのけじめというのも含めて、会見させていただきました。

(復帰について葛藤はなかった?)
  もちろん、ずっと迷っていました。平井の様子がわからないうちは、もうプロレスなんて、と思ってましたし、プロレスも見てませんでした。でも、周りからの噂だとか、いろんなことを聞くにあたって、ちょっとホッとしたと同時に、あいつがこのままVMがなくなったらどこに上がるのかなっていう心配もありました。
  やっぱり仲間として、もう1回VMを頑張っていこうかなと思いました。

(平井さんがまだ完全に回復していない上に大きな事件だったため、復帰に対して批判の声もある思うが?)
  それは僕らも1日も早く元気になっていただきたいと思っていますし、だからといって下を向いていてもしょうがないと思います。僕らはやっぱり悪役でやってきた以上、悪役の魂っていうのがあるんで。人からぶーぶー言われるのも仕事だと思ってます。
  それよりは、今日を境にリングで堂々とVMっていう名前を旗揚げして、1日でも早く平井が帰ってくるのを待ってます。

(欠場中は何をしていた?)
  何もしてないです。平井の病状だけが気になって、何もできなかったです。現時点でも、何もしてないです。

(平井さんのケガはの暴行が直接の原因ではないという判断が下されたが、では何が原因だったのか?)
  うーん。僕は聞かされていないですけど、いろんなことが積み重なったんじゃないかなと思います。シリーズ中に頭を殴打された部分もありますし、年齢的なものもありますし、普段からの食生活のばらつきとかもありましたし、何が直接の原因っていうのは、たぶん判断しにくかったと思うんですよ、医者も警察も。
  だから、僕が殴ったのがすべてというわけではないと思いますし、だからといって、僕が殴ったのが違うとも言えないです。可能性がないっていうのは言えないんで。いろんなものが重なって、どれが原因っていうわけでもないのかなと。

(お見舞いに行ったとき、平井さんはどんな状態だった?)
  もう手術が終わって、頭も縫った状態で。喋ってましたし。手術後だったんで、左手がちょっと握りにくいっていうのはあったみたいで。でも会話はしてしました。
  僕のことを覚えてるかどうかっていうのは、手術の後で記憶障害があるということで、そこまで長い時間、面会はできませんでしたけど、普通の病室でお話しさせていただきました。ニコッと笑ってくれたのが、印象にありましたね。その後も、何回かお見舞いに行かせていただきました。次に行ったときは、寝てられてましたね。最後に行ったのは、連絡が途絶えた前なので、一昨年の秋口くらいです。

(いま、平井さんに対して、どんな思いを抱いている?)
  もう1日でも早く元気で、どんな形でもいいからリングに戻ってきてほしいというか。VMとして、仲間なんで、また一緒にやりたいなって気持ちはありますね。
  VMという場所以外、彼はどこに行けるのかと考えたとき、やっぱりVMしかないんじゃないかなと。モメたときも、憎しみを持ってモメたわけじゃないんで。VMに戻ってきてほしいという気持ちがあるんで、VMを存続させないといけないなと」