新日本プロレスの勢いは本物! プロレス業界一人勝ち
ホーム新日本プロレスニュース一覧 >新日本プロレスの勢いは本物! プロレス業界一人勝ち

新日本プロレスの勢いは本物! プロレス業界一人勝ち

(2013年6月23日)

 新日本プロレスの勢いが止まらない。6月22日に行われた大阪大会は、超満員のフルハウス。花道を設置せずに客席に開放。かつてのゴールデンタイム時代が戻ったかのような客入りだった。ほんの数年前、どん底にあった団体とは思えない。レスラー、スタッフの方々の努力の賜物であり、なんとも感慨深いものがあった。

 試合の方も、第0試合から全10試合、そのいずれも素晴らしい内容で甲乙つけがたい。なるほど、これだけ上質なクオリティのコンテンツがこれだけあれば、少なくとも来場したファンを裏切ることはない。タレントも豊富で、今ではライガー選手や永田選手が第0試合に出場することも普通である。他団体からしたら羨ましい限りだ。
 かつての低迷期、会場に客が入らないことに、当時のIWGP王者・棚橋選手は苦悩していた。チャンピオンとしてリングに上がるたびにブーイングを浴びていた棚橋選手の「かつての先輩たちなら観客の入りも違ったんだろう。俺には何かが足りない」というコメントは、今でも覚えている。あのときの棚橋選手をはじめとするレスラーたちの頑張りは、確実に今日の大阪大会の礎だった。少しずつ取り戻したファンとの信頼関係は、今ではもはや揺るぎようがない。
 親会社がユークスからブシロードに替わったのも、大きな転機となった。ブシロードは、新日本プロレスのコンテンツを正しく理解していたと思う。プロモーションの数々は、まだまだ一般に浸透しているとは言えないが、その規模の大きさは業界内では他の追随を許さない。分裂を間近に控えてしまった全日本プロレスとは、あまりに対照的である。
 それらすべての歯車が、今の新日本プロレスではうまく回っている。不具合のないまま、これからも回転し続けてほしい。もはや業界では一人勝ち状態だが、プロレス人気を再燃させてほしい。今の新日本プロレスには、それも可能なのではないかと思わせる勢いがある。今の新日本プロレスの勢いは本物である。もちろんスタッフの営業努力があってこそだろうが、今日の大阪大会の盛り上がりは営業努力だけで成し得るものではない。次期シリーズから始まるG1クライマックスも、成功はほぼ約束された。


googleで検索 サイト内検索