全日本プロレス分裂騒動のまとめ

（2013年7月1日）

各々、主義主張が違うのは仕方ない。価値観なんて十人十色だ。だが個人的には、みなさん立派な社会人なのだから、筋を通したうえで自身の主張をしてほしかった、というのが本音だ。嫌だから話もせずに契約を不履行にするなんて、私からしたらあり得ない話である。
　 ただ、今回の一件は、いってみれば武藤氏・内田氏と白石氏の対立に選手たちが巻き込まれただけであり、彼らが感情的になってしまう部分も理解はできる。だからこそ、発端を作った両者には責任を感じてほしい。どちらにも言い分があるのはわかるが、起こってしまったことに責任を持てないようではどうしようもない。なんとなくではあるが、武藤氏や内田氏からは「白石氏が悪いのだから」という空気を感じてしまって仕方ないのだ。また、選手たちも、それぞれの決断に責任を全うしてほしい。
　 残る者も離脱する者も、まだまだこれからプロレスラーとして生きていくのだから、いちプロレスファンとしては、やっぱり頑張ってほしいし、こんな内ゲバで輝きを失ってほしくない。何度も繰り返すが、6月30日に両国国技館に来ていたファンたちは、すべての選手にエールを送っていた。それを忘れないでほしい。