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TARUが復帰に際して、事件について会見を行う/嵩原氏の話

嵩原氏のコメント
「平成23年5月29日、今回の事件当日についてお話しいたします。
当日、平井さんは午後6時から神戸市で全日本プロレスの試合を控えていました。試合前の午後1時から2時頃、TARUは控室で平井さんがあるファンの方に行った行動について、注意をするという行動をしました。平井さんに注意した内容というのは、詳しくはそのファンの方にご迷惑がかかるので説明は割愛させていただきますが、平井さんの行った行動というのは、ある特定のファンの方に対しまして、長期にわたりご迷惑をおかけするという行為でしたので、ブードゥー・マーダーズのリーダーを務めていたTARUにとっては、当然、放置できない問題であると捉えていました。

しかし、注意をしても平井さんにまったく反省が見られないということがありましたため、TARUは平井さんの顔面や腹部を殴打するという行動に出てしまいました。これ自体は間違いございません。
そのとき、すぎに同じ控室にいたほかのレスラーに止められております。また、TARUは平井さんがこの前のシリーズ中の試合で額を切っており、数針縫っていることを知っていましたし、試合が控えていることも承知しておりましたので、当然、平井さんの頭部を殴るという行動はしておりません。これは断言できます。
また、平井さんも両腕で頭部をガードするという格好になっておりまして、仮にTARUが頭部を狙ったと仮定しても、それほど障害を与えるような大きな影響はなかったんではないかと、僕個人的には思っております。
その後、TARUはその場に居合わせた関係者の方にあとの収拾をお任せして、部屋を出た形になります。


その後、平井さんは午後6時ごろから予定されてました試合を行いました。この試合自体は、私もDVDで拝見しましたけども、試合で平井さんは相手のレスラーから平手を顔面や頭部に受けておりまして、また転倒により後頭部を強打するというシーンもございました。最終的には、平井さんがフライングニードロップを左頭部に受けて終了すると、私から見ると非常に激しいものだと映りました。
その後、平井さんがリングの外で頭部を押さえて、うずくまって嘔吐するような映像が映っておりました。平井さんは試合会場を出て、袖口で意識不明状態になりまして、病院に搬送されました。病院では、硬膜下出血という診断を受けております。

その2日後、TARUは記者会見を行っております。その会見を行ったあと、TARUは平井さんの神戸のご家族に謝罪に伺っております。
実際に暴力をふるったというのは事実でございましたから、TARUはご家族にその場で土下座をするなどして謝罪をいたしております。その際に、ご家族の方からは非難の言葉はなくて、本人もプロレスラーなので十分にわかっております、今回ブードゥー・マーダーズという仲間に加えてもらったことについて、非常に感謝しておりますという話があったとのことで、その場は円満に終わっております。
また、6月2日にTARUは、平井さんの病室にお見舞いをさせてもらっています。

その後も、窓口になっていたご家族の方と、TARUは病状をうかがうなどメールのやり取りをしておりました。けれども、同じ年の11月16日に平井さんの体調をたずねるメールを送って以降はメールの返信がなく、そのまま連絡が途絶えるという状態になりました。
なお、このときにはすでに平井さんのご家族から告訴があったようですけども、このときは知らされておりませんでした。

その後、警察から呼び出しがございまして、11月22日に逮捕になります。
TARUはその後、神戸の葺合警察署で取り調べ後、逮捕され拘留されました。その際、警察でも今回の事件のきっかけとなったファンの方からお話をうかがったようです。また、事件当時の試合の映像も見ているようです。担当警察官の話によりますと、複数の医師にも病状に関するいろいろな相談を求めたようです。
その結果、警察、検察では平井さんのおケガについては、TARUに責任を問うことはできないという結論に至ったようです。ただしかし、試合前にTARUが平井さんを殴っていること自体は間違いありません。
TARUは、平成23年12月13日に傷害罪ではなく、暴行罪で30万円の罰金の支払い命令を受けております。
暴行罪というのは、暴力をふるったということに対する罪でして、ケガをさせていない、ケガは暴行によるものではないというときに成立するものです。この罰金は、すぐに納めて完納しております。
その後、TARUは釈放されるわけですが、刑事事件が始まったときから、こちらからの連絡は拒絶されていましたし、警察官からご家族が弁護士に相談しているという話も聞いておりますので、その弁護士からの連絡を待つということで、連絡を待っておりました。

しかし、1年経過して、今年に入っても弁護士、あるいはご家族からの連絡はございませんでした。TARUとしましても、刑事事件では平井さんの傷害の責任は問われなかったということですけども、当然、仲間でありますし、平井さんの病状というのは気になっておりましたので、周辺から情報を集めるべく努力をしてまいりました。
その結果、平井さんは現在もリハビリを行っているようですけども、相当程度回復しているという情報を得ております。また、今年に入ってから、この記者会見も予定していましたので、その前にでもひと言お話をしておきたいという気持ちがありましたので、怒られることを覚悟で平井さんのご家族の窓口になっている方に、こちらから連絡をさせていただきました。
通常、弁護士は弁護士がついていて相手が相談を受けているときには、本人に連絡するのはルール違反なんですけども、すいませんけどもということで連絡をさせていただきました。

その後、平井さんの代理人の弁護士と連絡が取れるようになりまして、現在はこれからいろいろお話をしていこうという段階にあります。平井さんの代理人によりますと、平井さんのおケガの原因が全面的にTARUにあるとは思っていないようですけども、まったく関係ないというのはご家族の心情からいたしますと納得はできない、思えないということで、今後、お話合いを続けていきたいというお申し出がありました。
ただ、円満解決を望んでいるということは言われております。TARUといたしましても、仲間であった平井さんの今後は非常に気になるとことではありますし、できる限りのことはしたいという気持ちも当然持っております。
しかし、ご家族は今回の平井さんのおケガについて、TARUの暴行のものであるとお考えのものであるんであれば、その誤解は代理人として解いておきたいと思っておりますので、今後の話し合いを進めていきたいと思っております」



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