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和田レフェリー全日本退社②/「武藤さん、目を合わせませんね」


和田のコメント
「(両国を終えて武藤さんや内田社長から言葉は?)寂しいもんで、何もないですね。
俺のほうから声をかけた。僕はいつもと変わらないから、悪いことしてるわけじゃないし、ケンカしたでもないし。だから、お疲れ様って自分のほうから。
武藤さん、目を合わせませんね。挨拶しても、すーっと行ってしまう。ああ、こんなもんか、ですよね。逆にスッキリです。

(レフェリングで大事にしてることは?)ジョーさんはお師匠さんだけど、レフェリングを教わったことはない。でも、リング上のマナーを教わりました。テレビカメラの邪魔をするな、カメラマンの邪魔をするな。
馬場さんからは、『プロレスというのはスポーツにしたいけどスポーツにならん。レフェリーの権限がなさすぎる。お前だけでも強いレフェリー、権限のあるアンパイアになれよ』と。馬場さんは野球出身なんで、審判は絶対なんですよね。メジャーにするスポーツならば、審判が権限を持たなきゃいけない。『お前は世界一だよ』って誉められたことがあって、それがあったからやってこれた。リングに上がったら、俺がいちばん偉いというのは忘れたくないですね。

(両国で最後になった正式の理由は?)2009年4月に役員を下ろされてから、1年ずつ、僕もなんとなく必要とされなくなった。必要とされていなかったんでしょうね。今年のジュニアタッグのシリーズを初めて欠席したんです。レフェリーとして、初めて巡業に出なかった。俺の役目は終わったのかな、というのがありました。
ブードゥの事件があったとき、会社から呼び出しがあったんです。本当はそこで辞めさせたかったのか、渕君と同じように1試合ずつの契約にしたかったのか。和田京平は必要とされていなかったということでしょう
それで後日、東スポさんから『名前は出しません』ってインタビューを受けたんだけど、俺はそういうの嫌いなんで、名前は出していいと。名前を出すならインタビューを受けると。でも、それが武藤さんからすると、それはないだろということなんでしょうね」