有明コロシアム大会に見えたノアの明るい将来
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有明コロシアム大会に見えたノアの明るい将来

(2013年7月8日)

シェイン・ヘイスト

大流血で苦戦を強いられたが、TMDKが大逆転でGHC初戴冠

  GHCジュニア戦は、スペル・クレイジー選手がゲート上からの5mダイブを決めるなど猛攻を加えたが、最後はガス欠で勝負を焦ったか、トライフェクタの自爆から、石森選手が450°スプラッシュの2連発で4度目の防衛を決めた。試合後には、ザック・セイバーJr.選手が挑戦表明。観客が大きな拍手で後押しすると、石森選手も快諾した。ヨネ選手には、この後押しがほしい。
  セミファイナルのGHCタッグ戦は、飯塚選手と矢野選手が本領を発揮。序盤から大流血戦を強いられたシェイン選手とマイキー選手のTMDKは劣勢。今日の矢野選手と飯塚選手のヒールっぷりは素晴らしかった。彼らが悪逆非道を尽くせば尽くすほど、館内のボルテージはヒートアップ。第6試合の大仁田選手ら邪道軍に飛ばされたブーイングは、どこか定番ムーブの感もあったが、この2人へのブーイングは本物だった。中盤に、マイキー選手が鉄柵に固定されてシェイン選手がリングで孤立すると、館内はシェインコール一色に。容赦ない新日本コンビの攻撃で血しぶきが飛ぶたびに、悲鳴とコールが入り混じる。
  そして、マイキー選手がようやくリングに戻り、反撃開始。最後のカタルシスは、飯塚選手のアイアンフィンガー・フロム・ヘルが矢野選手に誤爆してから。TMDKの合体技サンダーバレーがズバリと決まり、悲願のタイトル奪取となった。ファンも一体になって喜んでいた。シェイン&マイキー選手は、まだまだ試合に余裕がないが、それだけ伸びシロがあるということ。その上での至宝戴冠なのだから、今後が楽しみでしかたない。ノア所属のヘビー級戦士として、シングル戦線にもからんできてほしい。


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